アニマルボンド

こんばんは。

寒くなりました。

外猫たちは暖を取っているでしょうか。

現在、成猫のお預かりさんを緊急募集しています。

今日は、その理由をお話します。

支援者の方からご相談をいただきました。

独り住まいのおじいさんがいました。

近所の猫たちにごはんをあげたりして、かわいがっていました。

でも、入院することになり、猫を通じておしゃべりをするようになったある家族に自宅のカギを預け、「猫たちにごはんあげてほしい」をと頼まれたそうです。

しばらくして、残念ながらおじいさんは退院することなく帰らぬ人となってしまいました。

ご家族は猫たちがおなかを空かせては・・・とごはんをあげに行っていたようですが、ある日、ご遺族であるおじいさんのお姉さんと会われたそうです。

「もうごはんはあげないでください。この家は近々取り壊します」

「ご近所の目もあるし、愛護団体にも電話したけど断られたし、居続けるようなら保健所に連絡します」

と、言われたそうです。

6匹いるという猫たち・・・そのうち、3匹がおんなのこではないかとのことでした。

対応には迷いましたが、避妊だけはしようということになり、ご連絡いただいたご家族に保護をお願いしました。

2匹保護できたという連絡を受け、会いに行ってきました。

外猫と聞いていたので迷っていたのですが、会ってみるときれいでかわいいことにびっくりしました。

詳しく聞いてみると、おじいさんはおうちにあげたり、倉庫を寝場所になるように開放したりしていたということでした。

人間と暮らすことができる・・・その方がいいかもしれないと判断しました。

シニアの子がいるということで、その子の健康診断は済ませました。

長毛でおとなしく、一番人に慣れているということです。

健康診断も異常なしでした。





6匹のうち、2匹のおとこのこは姿を見かけなくなってしまったとのことです。

最大で4匹♀3♂1の成猫のお預かりさん、または、飼い主さんになってくださる方を募集しております。

写真のコ以外は若齢ということです！

いろんなことを考えました。

おじいさん世代では普通だった飼い方とそれを許さない時代・・・

独り住まいのおじいさんとある家族の交流・・・カギまで預けるなんて・・・

故人の想いとご遺族の抱える現実・・・

・・・愛護の観点からは、生命に対する責任についても言及しなければいけないでしょう。

この猫たちをかわいがってくださる方はいませんか。

よろしくお願いいたします。

写真が撮れ次第、またご紹介します。

保護できているもう1匹は黒白で丸顔のコです。